白髪染めに使われるヘナとは?
2018/09/27
もともとは薬草
ヘナ(またはヘンナ)はインドを中心にパキスタンやイランなどの西南アジアから、北アフリカにかけて広く自生している植物です。3~6メートルの低木で、常緑で光沢のある葉が特徴です。
インドでは薬草としても用いられ「アーユルヴェーダ」という伝統的な医学書では、炎症を抑える効果があるとして、吹き出物ややけどの治療などで使われてきました。
高い染色効果
ヘナを乾燥させて粉末にした粉を水で溶いたものは、昔から化粧品や染色剤としても使われてきました。髪の毛を染めたり、ネイルや、皮膚に絵を書く刺青やボディ・ペインティングとしても使われてきました。
ヘナが着色する仕組みは、そこに含まれるローソンという色素がタンパク質にからみつく性質があるからです。髪の毛・爪・皮膚の代表的な成分はケラチンというタンパク質です。これが結びつくため染める効果が高くなります。
ヘナで白髪を染める
ヘナの粉末は市販されており、自宅でも染めることができますが、初めての方は美容院やヘナ専門のお店で染めてもらうとよいでしょう。
ヘナは赤っぽい色に染まる特性があります。このため、白髪染めで利用する場合、インディゴなど青系の染料を混ぜる場合があります。配合バランスは1対1あたりが良いとされています。
間隔の目安としては1ヶ月に1回が目安となります。慣れて来たら、市販されている粉末を購入して自分でやってみるのもいいでしょう。
ヘナを使う時の注意点
生理中にヘナを使用すると経血の量が減るなどのトラブルが起こりやすいと言われています。生理中はヘナを使用しないほうがいいでしょう。