白髪が生える場所と内臓の不調が関係している?
2016/06/30
急に白髪が増えると、ストレスを抱えているのではないか、どこか体の調子が悪いのではないかと疑いを持つことがあります。
実は、東洋医学では白髪の生える場所と内臓の調子に関係があると言われています。
後頭部・側頭部・前頭部で区分け
漢方の理論では、白髪に関係しているのは「胃」「腎臓」「肝臓」の3つの臓器です。どれも重要な役割をしている臓器ですね。
漢方では白髪と臓器には次のような関係があると言われています。また代表的な症状も挙げられています。
- 後頭部の白髪:腎臓(耳鳴り・膝や腰の疲れ・冷え・尿トラブル・肌の老化)
- 側頭部の白髪:肝臓(目の疲れ・貧血・イライラ・生理トラブル・更年期)
- 前頭部の白髪:胃(胃もたれ・便秘・腹痛・むくみ・口臭・吹き出物)
もともと髪の毛は自体は白く(透明)、それをメラニン色素によって黒くしています。つまり、もともと白いものを頑張って黒にしているのです。すこしくだけた言い方ですが、老化が進むとこの頑張って黒くしている力が衰えて、白髪になります。体になんらかの不調があれば、同様に頑張りが効かずに白髪になる可能性が考えられます。
思い当たるフシがある場合、医師に相談してみてもいいかも
例えば、側頭部に白髪が増えたからといって、必ずしも肝臓の調子が悪いとは限りません。白髪は主に老化が原因だからです。しかし、もし白髪以外にも思い当たるような体の不調があったり、健康診断で気になる結果が出ている場合は、一度医師に相談してみるのもいいかもしれません。